弄便(ろうべん)とは、弄便行為(不潔行為)と呼ばれ、
便をいじる行為をいう。
便を自分の手で排除しようとし、
今度はその手が気持ち悪いのでまわりになすりつけようとする。
上手に処理ができなかったり、
何だかわからないでいじってしまうことが多いようです。
老化の進行によって、
自己の快・不快のみに基づいて行動するようになった認知症の高齢者・要介護者が、
自己の不快感を解消しようとして行う行為」 とする見方が一般的。
本人も混乱し、処理に困った結果であり、
決して遊んだり意地悪をしているわけではなく、
失禁して叱られ、恥をかいた経験などが引き金となったり、
失禁した際にパニックに陥るのが原因とも言われている。
スキンシップをはじめとする母性的な受けと目をする事と、
朝食後にトイレに座るという生理学的排泄ケア
(「トイレに座っての排泄」を習慣化)を行う事で
解消するケースが報告されている。
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